不妊の原因「甲状腺機能低下症」を克服して無事妊娠・出産!

甲状腺機能低下症は、一般的な健康診断で指摘されなくても、不妊専門クリニックの初期検査等で指摘されることがあります。

これは、日常生活で必要な甲状腺ホルモンの量と、妊娠・出産のために必要な甲状腺ホルモンの量が違うためです。

私自身、疲れやすい・眠い・傷や痣が消えにくいなどの症状は感じていましたが、もともとの体力が無いことや、加齢のせいかと思っていました。

甲状腺機能低下症は、簡単にいえば、ガソリンが足りていない状態。

36歳という高齢かつ、そのような状態では、妊娠・出産は困難です。

でも、きちんと治療して甲状腺ホルモンの数値をコントロールすることができれば、妊娠も出産も可能な病気でもあります。

甲状腺機能低下症は不妊の一因

甲状腺機能低下症は、不妊専門クリニックの血液検査で判明しました。(婦人科の簡易的な血液検査では見逃してしまう可能性があります。私の場合はそうでした。)

甲状腺ホルモン値が低下すると、不妊症の原因になるばかりでなく、もし運良く妊娠できたとしても、赤ちゃんの知能が悪影響を及ぼしかねない状態なのです。

そしてこの甲状腺関係の病気は、大抵の場合、薬で値を安定させるのですが、数値が安定するまでに半年~1年程かかります。
私の場合、36歳の一刻も早く妊娠したい不妊治療の最中約半年もの間、治療のため避妊を余儀なくされました

治療しなければ胎児へ悪影響も…

◎甲状腺ホルモンが不足している状態
甲状腺機能低下症(病名がつくと「橋本病」)
妊娠への影響:不妊症・流産・早産・子供の知能低下の恐れ

甲状腺ホルモンが過剰な状態
甲状腺機能亢進症(病名がつくと「パセドウ病」)
妊娠への影響:不妊症・流産・早産の恐れ

甲状腺機能低下症を治療して妊娠しました!

2016年8月以降、甲状腺ホルモンの値はさらに潤った状態になり、2016年10月に体外受精の第一回目の移植で無事妊娠することができました

【37歳女性の甲状腺低下症治療記録グラフ】

TSH…甲状腺刺激ホルモン
T3…甲状腺ホルモン(トリヨードサイロニン)
T4…甲状腺ホルモン(サイロキシン)


tsh

妊娠後も月一の甲状腺専門病院での受診を続け、良い状態をキープできるよう薬を摂取しています。
※チラージンは本来体の中に自然に存在するホルモンなので、妊娠中も摂取できます。
甲状腺ホルモンの治療には長い期間を必要とします。検査結果から避妊指示を受けた数か月間はとても焦りましたが、結果的には良い状態で妊娠できたので良かったと思っています。(言い換えれば、良い状態になったから妊娠できたかもしれないのですが…。)

2016年
9月
2016年
10月
2016年
11月
2016年
12月
2017年
1月
2017年
2月
2017年
3月
2017年
4月
2017年
5月
TSH 1.09 1.68 0.803 0.342 0.559 0.613 0.767 0.505
FT-4 1.26 1.2 1.51 1.3 1.03 0.96 0.91 0.88
FT-3 2.54 2.37 2.55 2.5 2.11 2.15 2.07 2.05

無事出産!気になる治療による赤ちゃんへの影響は?

産後から生後3ヶ月の現在に至るまで、何の異常も診断されず、すくすくと成長しています。
一般的に3ヶ月で赤ちゃんができること(「あー」「うー」など喃語を話す・ハンドリガード・あやすと笑うなど)も問題なくできています。
また、産後の先天性代謝異常検査も以下の全ての項目で異常なしでした。

  • アミノ酸代謝異常症
  • 有機酸代謝異常症
  • 脂肪酸代謝異常症
  • ガラクトース血症
  • 先天性甲状腺機能低下症
  • 先天性副腎過形成症

今後も発育状況は更新していきたいと思っています。

もしかしたら、甲状腺機能低下症による不妊だと診断されてショックを受けてしまう方もいるかもしれません。
しかし、私のように高齢かつ甲状腺機能低下症でも、きちんと治療すれば無事妊娠出産し、可愛くて健康な赤ちゃんを授かることができるのです。
治療には時間がかかってしまうかもしれませんが、諦めてしまうのはもったいないと思います。

甲状腺機能低下症の治療費用とTSHの記録

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甲状腺治療編
費用合計
103,660円

初診2015年12月~里帰り出産のため転院2017年4月まで
※薬代込み

甲状腺機能低下症の治療方法

甲状腺専門医では、月に1回血液検査をし、主に以下の数値を見ながら薬の量を調整していきます。TSHの数値が高いとT4の数値が低くなります。

37歳女性の甲状腺低下症治療記録グラフ

TSH…甲状腺刺激ホルモン
T3…甲状腺ホルモン(トリヨードサイロニン)
T4…甲状腺ホルモン(サイロキシン)


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赤で記した期間(2015年12月・2016年2月~5月)が避妊を指示された期間です。6月から避妊指示も解除され、甲状腺ホルモン値も「潤った状態」と診断されています。甲状腺ホルモンの治療は、個人差はありますが、数値が安定するまでに約半年ほどかかります。

2015年
12月
2016年
1月
2016年
2月
2016年
3月
2016年
4月
2016年
5月
2016年
6月
2016年
7月
2016年
8月
TSH 3.47 3.18 0.36 6.45 4.34 5.26 2.66 0.949 1.2
FT-4 1.06 1.02 1.21 1.09 1.23 1.19 1.3 1.36 1.29
FT-3 2.77 2.49 4.68 2.7 2.6 2.34 2.49 2.63 2.72

甲状腺機能低下症と食事について

薬での治療はもちろん大切ですが、一生薬を飲まなければならないのは避けたいですし、食事で根本的な治癒を目指すにはどうすればよいのでしょうか?

摂りたい食材・栄養

1.玄米
玄米食は不妊治療そのものに良いのですが(参照⇒「不妊症体質改善!玄米の凄い効果」)、エネルギーを作るのに必要なビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、ナイアシンなど)・ミネラルを効率良く補給し、代謝機能を良くします。

2.海藻類、昆布、昆布だし
海藻類に含まれるヨードが甲状腺機能を亢進させますが、摂りすぎると逆効果なので注意が必要です。

3.牡蠣、魚介類、アーモンド、納豆、玄米
亜鉛は、細胞の新生や体内の酵素の成分としても重要な栄養素で、甲状腺機能を正常化してくれる働きがあります。
玄米には、白米に比べて1.3倍の亜鉛が含まれていますので、主食として毎日食べることにより、安定した亜鉛の摂取が期待できます。

摂りすぎないようにしたい食材

1.菜の花、青梗菜、白菜、かぶ、大根、ブロッコリー
一般的で栄養価が高い食材なので食べる機会も多いと思いますが、アブラナ科の野菜には、ゴイトロゲンと呼ばれる抗甲状腺物質が含まれているそうで、食べ過ぎに注意しましょう。

2.食品添加物などの化学物質、アルコール、カフェイン飲料、糖質の摂りすぎ
妊活・不妊治療自体に良くないです。気分転換程度に控えましょう。



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ABOUTこの記事をかいた人

34歳で結婚。36歳から不妊治療を本格的に開始し、38歳現在体外受精(採卵1回・移植1回目)で妊娠・自然分娩で出産し、ママになれました。 スムーズに妊娠することができたのも、不妊専門病院での栄養指導から、食事や生活習慣の大切さを痛感し、生活習慣を改善、体質も改善されました。 出産後はさらに我が子の健やかな成長のため、育児にもベストを尽くしていきたいと考えています!